【カナダ】太鼓や琉舞 華やかに 新年会で絆深める沖縄友愛会


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会員による沖縄芸能が披露されたバンクーバー沖縄県友愛会の新年会=2月、カナダ・バーナビー市の日系プレイス

 第42回バンクーバー沖縄県友愛会の新年会が2月18日、カナダ・バーナビー市の日系プレイスで開催された。奥間保会長(金武町出身)のあいさつを皮切りに新役員らが紹介された。神里弘元会長が乾杯の音頭を行った後、大山文子さんと沖縄から参加の大城初音さんによる「かぎやで風」が披露されたほか、朝田隆次さん、辻本真樹子さん、朝田ひなたさんが「祝い節」を演奏した。

 会場には沖縄料理をはじめ国際色豊かな料理がテーブルに並べられ、参加者は食事を楽しんだ。昨年開催された「第6回世界のウチナーンチュ大会」のスライドショーが行われ、友愛会の新年会で歌とギターを披露し、現在は沖縄で音楽活動をしている上原達郎さんの歌も流れ、会員らの興味を集めていた。

 余興は、迫力あるバンクーバー沖縄太鼓の演舞をはじめ琉踊、子どもたちの太鼓「汗水節」、チキンダンス、「安里屋ユンタ」を参加者で合唱したりと盛りだくさんだった。

 さらに恒例となったじゃんけんゲームや紙飛行機飛ばし、的に一番近く1ドルコインを投げた人に景品が与えられるルーニートスゲームも行われ、会場は大いに盛り上がった。最後は参加者150人全員がカチャーシーを踊り、締めくくった。

 沖縄から参加した恩納村出身の大城さん(67)は息子の龍さんとバンクーバーを初訪問。友愛会役員をしている友人、辻本幸子さんの誘いで新年会に参加した。「郷土の太鼓や踊り、自慢の手料理で会場を盛り上げるイベントの様子に胸が熱くなり感動した。乾琉太鼓や音羽の会、踊りを披露することができて、大変光栄で感謝している」と感想を述べた。
 (奥間ひとみ通信員)