沖縄ファンら150人が桜に集い親睦 沖縄料理を堪能


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 【東京】江東沖縄県人会の花見会が2日、東京都江東区の辰巳海浜公園で開かれた。江東区在住の沖縄県出身者と家族、沖縄ファンら約150人が集まり、手作りの沖縄料理の弁当や泡盛、オリオンビールを味わいながら、歌三線を奏で、春の訪れを楽しんだ。

花見を楽しんだ江東沖縄県人会メンバー=2日、東京都江東区の辰巳海浜公園

 同県人会の花見会は毎年4月の恒例行事。「泡盛片手に歌三線でモーレモーレの楽しい花見会がある」と沖縄料理店の常連の間で口コミで広がり、参加者が年々増えていった。今回は会員が約100人、遠くは神奈川県横浜市などから沖縄ファン約50人も駆け付け、総勢150人の大所帯の花見会となった。

 開会あいさつで、堀川幸志江東区議会議長が江東区に根を下ろし活躍する沖縄県出身者をねぎらった。糸満市出身のお笑い芸人「1、2の大心」さんのステージや名護市出身の三線シンガーソングライター・シューベルトまつださん、関東伊是名郷友会の事務局長で三線講師の前川厚さんの軽快な三線の音に立ち上がってカチャ-シーを舞う姿が見られた。

 江東沖縄県人会の比嘉正英会長(66)=浦添市出身、沖縄料理店オーナー=は「沖縄から出てきた人たちが、寒い冬を越えて桜の下に集まる。幅広い年代の県出身者が満面の笑みで語り合う姿を見るのが無上の喜びだ」などと語った。入会の問い合わせは比嘉会長(電話)090(6109)7733。

(山川夏子首都圏通信員)