H&Mジャパン社長 沖縄出店の狙いとは


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ルーカス・セイファート社長

 H&Mの沖縄1号店となるイオンモール沖縄ライカム店の開店で来県したH&Mジャパンのルーカス・セイファート社長に、出店の狙いなどを聞いた。

 ―日本での店舗展開は。

 「9年前に日本に出店してからの業績はとても満足できるもので、さらに展開していけるポテンシャルを持っている。新しい店舗をどんどん出していくし、既存のショッピングモールにも入っていく。その中で沖縄への出店は自然の流れであり、長期的にも大切な場所だと考えている」

 ―沖縄の市場環境をどう見るか。

 「初日から大勢の人に来てもらい、盛大な歓迎にとても喜んでいる。沖縄は100万人が住み、さらに800万人を超えて訪れる観光客の需要もわれわれは見込んでいる。そのためにレディースやメンズのほかキッズもそろえ、フォーマルからレジャーまで幅広い品ぞろえにしている。沖縄でも第2号(店)、第3号(店)と広げていくつもりだ」

 ―同じ外資系ブランドのオールドネイビーの日本撤退後の跡地に入居となる。飽和感のある服飾市場でどう差別化しているか。

 「ファッション性と品質を、最良の価格で提案し続けるというビジネスコンセプトを通してきた。常にお客さまのニーズを聞き取ってそれに応えていく。特に日本の消費者は良い物に対する知識が豊富だ。インスピレーション(ひらめき)とサプライズ(驚き)を与え続けるブランドとしてまい進していく」