米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設を巡る新基地建設で26日午前、沿岸部を埋め立てる護岸工事が25日に着工されたことに抗議し、約150人が米軍キャンプ・シュワブゲート前に集まった。座り込みをした人々は「絶対に諦めない」「まだ工事は止められる」と述べ、建設阻止の意思を示した。
ヘリ基地反対協議会の安次富浩共同代表は「報道で原状回復が不可能とあるけど、そうではない。まだ止められる。沖縄の海を次の世代に残していかないといけない」と強調した。
名護市辺野古に住む當山佐代子さん(71)は「ゲート前に人が集まるのはみんな諦めていないからだ。こういうことの繰り返しがもう21年にもなる。みんなが恐れもせず座り込んでいる限り、諦めたことにはならない」と強い声で言った。
午前10時半現在、海上での作業は確認されていない。【琉球新報電子版】
「もう21年、でも諦めない」 辺野古護岸工事翌日、市民が決意
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松永 勝利