半額オキカ、来月支給 低所得世帯高校生が対象


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 沖縄都市モノレールを通学に利用する高校生の運賃が約半額になる「沖縄県高校生等の通学費負担軽減措置」について、沖縄子どもの未来県民会議は28日までに116人分の申請を認めたと発表した。

 県民会議の事務局となる県子ども未来政策課によると、認定したのは那覇市内の高校5校からの申請で、対象の高校生が同会議から公布された認定カードと、学生証を駅の窓口で提示すると「割引専用OKICA(オキカ)」が購入できる。早ければ5月から使用可能となる見通しだ。

 県によると、今回認定された116人の内訳は前年度に「高校生等の奨学給付金」の支給決定を受けた高校生66人、就学援助の認定を受けた43人、奨学給付金や就学援助を受けていないが、生活保護受給世帯や市町村民税所得割引額非課税世帯の7人となっている。そのほか70人の申請を現在審査中だとしている。審査中の申請を含めて合計9校から、申請がある。

 県は24日に初めて申請を認定し、随時各家庭に送付している。一方、学校単位で取りまとめているため、まだ県に届いていない申請もあり、子ども未来政策課は、申請書が届いたら随時審査し、認定数を増やしていく考え。申請希望者は、学校に申し込む。