日本に復帰して45年を迎える沖縄で平和を訴える第40回「5・15平和行進全国結団式」(同実行委員会、沖縄平和運動センター主催)が11日、那覇市の県立武道館で開かれた。平和行進は12日、2コースでスタートする。
結団式には全国から約650人が参加し、沖縄への過重な基地負担が今も続く現状へ抗議した。政府が名護市辺野古で強行する新基地建設、改憲や「共謀罪」を盛り込んだ法整備の阻止も訴えた。
実行委員長の山城博治沖縄平和運動センター議長は「再び戦争へと向かう道は許さない決意を固め、今年の平和行進を貫徹しよう」と呼び掛けた。
平和行進は2コースに分かれて行われる。出発式は中部・基地コースが読谷村役場、南部・戦跡コースが県庁前県民ひろばでいずれも12日午前9時から予定している。最終日の「平和とくらしを守る県民大会」は14日午前10時から名護市瀬嵩の海岸で行われる。