昨年12月に読谷村から浦添市港川に移転が完了し、運用が始まっていた県ドクターヘリについて、周辺整備が完了したことに伴い12日午前、浦添発進基地の竣工式が同基地で行われた。県や市町村、医療関係者らが参加し、新拠点の周辺整備完了を祝った。
基地には1機のドクターヘリが駐機し、沖縄本島と周辺離島間で緊急患者の搬送を担う。鹿児島県のドクターヘリが出動できない場合は与論島、沖永良部島、徳之島まで運行することも可能となっている。
ドクターヘリを運用する浦添総合病院の福本泰三院長は「現場からの要請に応えられる救急医療を提供していきたい」とあいさつした。【琉球新報電子版】