キングスCS初戦惜敗、72ー76


この記事を書いた人 Avatar photo 与那嶺 明彦
キングス−三河 第1Q、厳しいマークに遭いながらドリブルで攻める津山尚大(中央)=13日午後、愛知県のウィングアリーナ刈谷(大城直也撮影)

 プロバスケットボールBリーグ1部の琉球ゴールデンキングスは13日、愛知県のウィングアリーナ刈谷でチャンピオンシップ(CS)準々決勝第1戦を行い、72-76でシーホース三河に競り負けた。

 第1クオーター(Q)、外国籍選手はキングスが2人、三河は1人。レイショーン・テリーがキレのあるドライブでリングを狙い、相手のファウルを誘ってフリースローを重ねて点を重ねた。三河も日本代表でシュート力のある金丸晃輔にボールを集めて応戦したが、キングスが23-20でリードした。

 第2Qは外国籍の選手数が逆になり、三河に高さが出ると、キングスは我慢の時間が続いた。相手ゴール下に攻め込めず、攻撃では岸本隆一が痛恨のスチールを奪われるなど苦しんだ。しかし終盤、テリーと金城茂之が3点弾を決め、38-43で折り返す。

 第3Qは、攻守の切り替わりが速い展開の中で、三河のギャビン・エドワーズが奮起し、ブロックショットにダンクとビッグプレーを連発。しかし、キングスも冷静な金城がフローターシュートで応戦し、波多野和也がリバウンドで競り合い、ミドルシュートを決める。守備でもパスカットからの連係速攻でテリーがダンクを決めるなど、63-60と再びリードした。

 しかし、第4Qは三河の守備に攻めあぐね、パスやキャッチミスで攻撃の機会を失う。三河は身長208センチ、体重133キロのアイザック・バッツがゴール下に陣取り、点に絡み続けた。

 点差が開くと三河は時間を使う攻撃を展開。アンソニー・マクヘンリーの3点弾であと一歩に迫ったが、4点差で惜敗した。

 14日は午後2時5分に開始。対戦成績が1勝1敗となった場合は、第2戦の後に前後半5分間の第3戦を行う。
【琉球新報電子版】