F16暫定配備と降下訓練に抗議 三連協が防衛局訪問


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 【嘉手納】嘉手納町、沖縄市、北谷町でつくる「嘉手納飛行場に関する三市町連絡協議会」は19日、沖縄防衛局に中嶋浩一郎局長を訪ね、嘉手納基地におけるF16戦闘機の暫定配備と、相次いで実施されたパラシュート降下訓練に抗議した。

 F16については「急旋回やアフターバーナー等の爆音が生じぬよう適切な処置を講じ、市街地における上空飛行を行わないこと」「正確かつ迅速な情報提供」の2点を要請。パラシュート降下訓練については「SACO合意を順守し、嘉手納飛行場における訓練を行わないこと」を求めた。

 会長の桑江朝千夫沖縄市長は「日本政府は沖縄の基地負担軽減に努めているが、米国が協力していない。パラシュート訓練に関しても4月25日に三連協として『例外的』の説明を求めたが、説明もないままに、また夜間に訓練した。政府は米軍に強く抗議してほしい」と語気を強めた。

 三連協は19日、沖縄米国総領事と外務省沖縄事務所も訪ね、抗議した。23日には米空軍第18航空団にも抗議する。