宮里藍が引退 国内女子ゴルフ界をけん引


社会
この記事を書いた人 松永 勝利
米ツアーで初優勝を飾り、笑顔の宮里藍=2009年7月26日、エビアン・マスターズGC

 女子プロゴルファーの宮里藍(31)=東村出身=が26日午後4時、今季限りで現役を退く意向を表明した。マネジメント会社を通じ、29日に記者会見を開くことを発表した。宮里は2000年以降の国内女子ゴルフ界の隆盛をけん引した。東中を卒業後に東北高(仙台市)に進学し、2年時の2002年に釜山アジア大会金メダル、03年にアマチュアながら国内ツアーで初優勝して高3でプロデビューした。04年には第17回ダイキンオーキッドレディストーナメントで県勢として初優勝し、05年の日本女子オープン選手権でも優勝した。06年からは米国のLPGAツアーを主戦場とし、09年には米女子ツアーのエビアン・マスターズで念願の米ツアー初勝利を手にした。父の優さんの指導の下、ゴルフ一家の3きょうだいの末っ子として育つ。長男の聖志、次男の優作は共にプロゴルファー。【琉球新報電子版】

第36回全流アマチュアゴルフ選手権大会 レディースで優勝した際の宮里藍(右)=1998年4月3日、ベルビーチゴルフクラブ