伝統空手と泡盛 融合 久米島の久米仙 来月新商品


この記事を書いた人 琉球新報社
琉球泡盛「空手」の発売を発表する久米島の久米仙の島袋正也社長(左から3人目)と沖縄伝統空手道振興会の喜友名朝孝理事長(同4人目)=26日、豊見城市の沖縄空手会館

 久米島の久米仙(島袋正也社長)は26日、琉球泡盛「空手」を新たに発売すると豊見城市の沖縄空手会館で発表した。ラベルに「空手」の文字と、黒帯や武具などが描かれている。島袋社長は「沖縄伝統の空手と泡盛を融合させることで文化をさらに広げていきたい」と語った。6月中旬の発売開始を予定している。

 「空手」の中身は久米島の久米仙の30度。参考小売価格は1800ミリリットルの一升瓶が1500円(税別)で、600ミリリットルの三合瓶が600円(同)。県外への出荷も視野に入れている。売り上げの一部は沖縄伝統空手道振興会に寄付する。

 同振興会の喜友名朝孝理事長は「空手発祥の地である沖縄には世界中の空手家が足を運ぶ。お土産にこの泡盛を持っていくことで空手をさらにアピールできる」と期待した。島袋社長は「泡盛の魅力を海外にも広めていきたい」と話した。

英文へ→Kumejima’s Kumesen’s new awamori “Karate” to go on sale next month