東部消防組合、職員を台湾派遣へ 県内初 外国人救助学ぶ


この記事を書いた人 平良 正
台湾の基隆市消防局に派遣される浦崎直力さん(中央)と、職員交換協定の締結に尽力してきた城間満総務課長(右)と仲村等課長補佐=25日、南風原町与那覇の東部消防組合消防本部

 【南風原】東部消防組合消防本部の職員・浦崎直力(なおちか)さん(25)が6月から5カ月間、台湾北部の基隆市消防局に派遣される。海外からの観光客に対応するため、救急医療の現場に必要な専門的な中国語の習得を目指す。浦崎さんは「どの国の人が来ても安心できる沖縄にしたい」と意気込んでいる。

 東部消防本部は6月1日、基隆市消防局と職員交換派遣協定を締結する。10月には2人目の職員を派遣し、2018年度に基隆市消防局の職員を受け入れる予定。港町で観光地でもあり、大都市に近い基隆市の特徴が、東部消防管内と似ていることなどから、職員交換が決まった。海外との職員交換は県内の消防署で初となる。

 建設が進む大型MICE施設を管内に抱え、観光客の増加を見込む東部消防本部は16年10月から、多言語の通訳・翻訳サービスなどを行うチャイナゲートウェイから講師を招き、中国語研修を毎週実施している。今年4月には語学資格枠で4職員を採用し、職員の語学力強化に取り組む。

 浦崎さんは「語学を身に付け、台湾文化も知りたい」と語る。城間満総務課長は「将来『本当は救えたはずの命を救えなかった』という後悔だけはしたくない。頑張ってほしい」と期待を寄せている。