車両54台、基地内へ 辺野古新基地建設


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設を巡る新基地建設で8日午後0時半ごろ、重機や砕石を積んだトラックや生コン車などの工事車両計54台が名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブ内に入った。基地建設を止めようとシュワブゲート前には約120人が座り込み抗議の声を上げた。工事車両の搬入時には、県警機動隊が座り込む人たちを強制的に排除し、約1時間にわたって拘束した。座り込む人たちは「何のための警察か」「沖縄の美しい海は県民の財産だぞ。それをつぶすのか」と、日に日に加速する工事に怒りの声をあげた。

 海上では、砕石を海に投下する作業が続いた。工事に反対する人たちは午前中、抗議船2隻、カヌー6艇で抗議した。5艇がフロートを越え、海上保安庁に一時拘束された。
【琉球新報電子版】