Vol.1 増える外国人観光客 新しい学びと入試改革に対応するMANALAB★


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MICE

 企業などの会議(Meeting)、企業などが行う報奨・研修旅行(インセンティブ旅行)(Incentive Travel)、国際機関・団体、学会などが行う国際会議(Convention)、展示会・見本市、イベント(Exhibition/Event)の頭文字のことであり、多くの集客交流が見込まれるビジネスイベントなどの総称。MICEは、企業・産業活動や研究・学会活動などと関連している場合が多いため、一般的な観光とは性格を異にする部分が多い。このため、観光振興という文脈でのみ捉えるのではなく、「人が集まる」という直接的な効果はもちろん、人の集積や交流から派生する付加価値なども注目されている。

ビザの発給要件緩和

 外国に入国するには渡航先の国が発行する入国許可証=ビザが必要だ。ビザの発給には、一定の経済力や滞在期間の縛りなどの要件があるが、それを緩和することで、訪日外国人の増加を図るのが狙い。

 

多言語コンタクトセンター

 沖縄観光コンベンションビューロー(OCVC)が運営する外国人専用の公共サービス。対応言語は英語、中国語、韓国語、タイ語の4言語。観光案内、通訳サービス、災害時対応などを電話、メール、スカイプなどで行っている。外国人客が同センターに電話やメールなどで連絡すると、外部委託通訳事業社が問い合わせ内容を通訳し、さらにOCVBが案内する。

大型クルーズ船

 船による周遊旅行を提供するための旅客船。宿泊用の客室やレストラン、ラウンジ、プールなどを備え、長期間の旅行が可能。

 

ハラール

イスラムの教えにおいて「合法」「許されていること」を意味する。食生活においては、野菜、果物、魚、卵、牛乳を食すること、イスラムの教えにしたがって処理された肉を食べることは許されている。一方で、豚を食すること、イスラムの方式にしたがって処理されなかった動物の食肉、あるいはその派生物を食べること、酒などは許されていない。(ただし、地域や宗派、個人によって解釈の違いがある)

ASEAN諸国

 東南アジア10か国から成る「東南アジア諸国連合(Association of South East Asian Nations=ASEAN)」。加盟国の友好関係や、経済協力、政治的な安定を目的としている。1967年の「バンコク宣言」によって設立された。原加盟国はタイ、インドネシア、シンガポール、フィリピン、マレーシアの5か国で1984年にブルネイ、その後ベトナム、ミャンマー、ラオス、カンボジアが加わり、現在は10か国で構成されている。本部はインドネシアのジャカルタ。経済成長率の高さは世界から注目されており、2015年にAEC(ASEAN Economic Community, ASEAN経済共同体)を発足させた。

もっと深く、広く知る

 「増える外国人観光客」に関する状況や課題をもっと広い視野で捉えてみましょう。過去のニュースもあるので、現在の状況を調べたり、日頃の生活で社会をよーく観察したりしてください。新たな課題、解決策が見えてくるかもしれません。

 

 

プレビューを使ってチャレンジ

◇自分の意見をノートにまとめる
◇小論文を800字以内で書いてみる
◇グループディスカッションやディベートの題材に使ってみる
◇各テーマの課題を解決する提案をプレゼンテーションにして、発表する

 使い方

◇第2、第4月曜日の琉球新報「MANALAB★」のページを切り抜いてスクラップ。
◇琉球新報WEBサイト内「MANLAB★」で、記事にあるキーワードや、さらに深く・広く知るためのニュースをチェック!