【糸満】平和の尊さをアートで表現する「マブニ・ピース プロジェクト沖縄2017」の次世代プロジェクト(すでぃる―Regenerationプロジェクト実行委員会主催、県、糸満市教育委員会、南風原町教育委員会共催)が13日、糸満市の糸満市庁舎1階ロビーで始まった。島尻地区の中学校美術部の生徒を中心に、高校生、大学生の計146人が平和をテーマに感性豊かに描いた絵画などを展示している。22日まで。
次世代プロジェクトは2回目。今年は中学校11校、高校2校に加え、沖国大からも参加した。
オープニングセレモニーで生徒を代表してあいさつした東風平中学校美術部長の石原優香さん(14)=3年=は、平和の大切さと戦争を二度とやらないという思いを込め、両手を合わせて祈る手を描いた。「私たちの作品から少しでも平和であることの大切さを考えるきっかけになったら、うれしい」と話した。
初めて参加した沖縄国際大学3年の町田隼人さん(22)=北谷町=は海外の人にも関心を持ってもらえるよう紅型テイストの2作品を出品。「生まれた時から基地があり違和感なく育ったが、学んでいく上で慣れている状況は当たり前ではないと分かった」と語った。
次世代プロジェクトは、午前8時半から午後7時(入場は午後6時半、最終日は午後1時まで)。土・日曜は閉庁。観覧無料。