
沖縄県のチョウ(県蝶)制定について翁長雄志知事は15日、「全ての県民が良いことだと思っている。(制定が)良い形で進んでいけばいいと考えている」と制定に前向きな姿勢を示した。沖縄県の蝶制定県民の会(大城安弘会長)の陳情に対して答えた。
翁長知事は、那覇市長を務めていた際に「首里城下にチョウを飛ばそう会」に携わっていたことを振り返り「那覇市のチョウ選定の経緯や意義もよく承知している。多くの人に自然や環境、生き物に対する意識を持ってもらうためにも、課題を乗り越えてぜひ制定までたどりついてほしい」と語った。
大城会長は「知事には那覇市長の時の“バタフライ・メイヤー”に続いて、今度は”バタフライ・ガバナー”になってもらいたい」と話し、県蝶制定に向けた県の積極的な取り組みを求めた。
陳情書は「チョウ王国・沖縄」を県内外に広く周知して、年内に県蝶制定に向けた県民投票などを実施し、同会が種を提案した際には、同種を県蝶として制定することを求めている。