【名護】沖縄県立北部農林高校食品科学科の生徒が開発したお菓子「沖縄 ぎゅっと い~ものサンド」が5月27日から名護市のナゴパイナップルパークなどで販売されている。パイナップルパークなど名護パイン園グループを運営する日南物産で製造している。6個入りで、定価540円(税込み)。
県産豚アグーのラードを使って、しっとりとまろやかに仕上がったちんすこうに紅芋ムースを挟んだ。い~ものサンドは北農高食品科学科の「アグープロジェクトチーム」のメンバー7人を中心に開発。昨年7月から商品開発が行われ、お菓子や商品名、パッケージなどの案を生徒が出し合って作り上げた。
商品開発に当たり、メンバーは北農高の職員や生徒に味に関するアンケートを実施するなどした。
喜屋武勝校長は「商品開発を通して生徒たちが主体的に学べたことが素晴らしい。誇りに思う」と話した。名護パイナップルパークの仲地文弘常務取締役は「アグーラードを使った生地でしっとりとした食感に仕上がった。多くの人に食べてほしい」と話した。
開発に携わった高木祐香さん(17)=3年=は「香りも良く、しっとりと料理が仕上がるアグーラードの魅力を引き出すことができて良かった」、又吉満里奈さん(16)=2年=は「広い世代に受け入れてもらえるような味付けにした。商品開発を楽しくできたことが良かった」と振り返った。
商品開発に関わった生徒は3年が高木さんと玉城美咲さん、島袋花菜さん。2年が又吉さんと平良天音さん、饒波すみれさん、前原晴菜さん。