未収骨の400人悼む 大浦崎収容所慰霊祭


この記事を書いた人 松永 勝利
沖縄戦直後、米軍キャンプ・シュワブ内にあった大浦崎収容所で亡くなった人を悼む慰霊祭=24日午前10時ごろ、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブのゲート前

 沖縄戦直後、米軍キャンプ・シュワブ内に造られた名護市辺野古の大浦崎収容所で亡くなった人たちを悼む慰霊祭が24日午前10時、シュワブのゲート前で開かれた。基地建設に反対する約100人がゲート前のテントに設置した焼香台に線香を立て、平和な世が続くようにと祈りを込めた。
 慰霊祭は昨年に続き3回目。遺骨収集ボランティア「ガマフヤー」の具志堅隆松さんは「大浦崎では約400人が亡くなったとされている。戦後1度も遺骨収集は行われていない」と説明した。
 大浦崎収容所では、北部地区だけでなく中南部から沖縄戦で保護された人たちが収容され、栄養失調やマラリアで亡くなった人も多かった。【琉球新報電子版】

英文へ→Service held for war dead of former Ourasaki Camp, where 400 bones remain unrecovered