沖縄県は7月26日に、故大田昌秀元知事を悼む県民葬を宜野湾市の沖縄コンベンションセンターで開催する方針を決めた。謝花喜一郎知事公室長が6月26日、県議会各会派代表者の会合で伝えた。同27日に県庁で開く県民葬実行委員会で正式決定する。
新里米吉議長が実行委員会の委員に就任することも各会派の賛成で決まった。自民党県連の中川京貴幹事長は県民葬実施に規定を設けるべきと意見を述べ、謝花公室長は「皆さんの意見を聞きながら検討したい」とした。
県民葬の経費は約3千万円を想定し、県の予備費から充当する。実行委を構成する他団体にも負担を求める方針。宗教色を出さず献花方式にし、香典や供花などは受けない。参列者は千~1500人を見込む。内閣総理大臣や衆参議長、閣僚、沖縄県人会関係者ら県内外から広く参列を呼び掛ける。
県民葬はこれまで、屋良朝苗、西銘順治両元知事の死去時に実施している。