小魚追い、浅瀬に? 1メートル超ガーラ 照屋さんダッシュで“捕獲”


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大保川に迷い込んだ1メートル超のガーラをゲットする照屋政行さん=1日午後、大宜味村大保川

 【大宜味】大宜味村の大保川で1日午後、迷い込んだ1メートル超のガーラがロープで釣り上げられた。

 発見者はデイサービスおおぎみ代表の山川勇さん(63)と大保共同店の宮城康子さん(67)。車で大保橋を通り掛かった山川さんが大きな水音に驚き、車を止めて橋の下を見たところ、大きなガーラが浅瀬でもがいていた。対岸では宮城さんが水面の異変に気付いて近くに住む照屋政行さん(63)に連絡。照屋さんは引き潮で浅くなっていた川の中をダッシュし、ガーラを抱きかかえロープでつり上げた。

 山川さんは「最初は人が川に飛び込んだのかと思った。こんな出来事に遭遇するのは初めてだ」と興奮気味に話した。共同店の宮城さんは「小魚を追い掛けて迷い込む魚は時々いるが、大きさにびっくり」とうれしそうに話した。

 大保川では大捕物の話題に花が咲き、橋の下をのぞき込む人が増えているという。
(安里郁江通信員)