世界の音色 宮古島に響く 第4回青少年国際音楽祭


この記事を書いた人 琉球新報社
世界的バイオリニストのサラ・チャンさん(前列左から3人目)らと共演する宮古島やアジア各地の子どもたち=29日、宮古島市のマティダ市民劇場

 【宮古島】「第4回みやこじま青少年国際音楽祭」(同実行委員会主催、宮古島市、市教委、日本弦楽指導者協会県支部、琉球新報社共催)が29日、宮古島市のマティダ市民劇場で開かれた。

 世界的バイオリニストのサラ・チャンさんや三浦文彰さんら国内外の一流音楽家と宮古島、アジア各地の子どもたちが共演した。

 美しい弦楽の調べが会場にあふれ、観客はうっとりと聴き入った。

 チャンさんはビバルディの「四季」を演奏。緩急自在に弦を弾き、流れるようなソロ演奏が会場を包んだ。卓越した演奏力で観客をとりこにした。

 プロの演奏家のほか、マレーシアやタイ、台湾の若手演奏家も参加した。

 チャンさんと同じくバイオリンを弾いた下地充爽希(みさき)さん(15)は「こんなにすごい人と共演できてうれしかった。楽しく弾くことができた」と声を弾ませた。