雨の中、市民ら抗議 辺野古新基地


この記事を書いた人 志良堂 仁
辺野古新基地建設抗議し、雨の中、座り込む市民ら=30日午前8時半ごろ、名護市のキャンプ・シュワブゲート前

 米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に伴う新基地建設で、米軍キャンプ・シュワブ沿岸の「K9護岸」では30日、砕石と消波ブロックを並べる作業が続けられた。シュワブゲート前では約40人が座り込み、雨が降り続く中、抗議の声を上げている。午前10時半現在、工事車両の搬入はない。

 一昨年に初めてゲート前を訪れ、3回目の座り込みとなる元高校教師の福嶋常光さん(68)=東京都=は「辺野古は日本のいろいろな矛盾が集約的に現れている場。東京にいると沖縄の状況が伝わってこないが、現地や県外から集まっている人々の話を聞くと考えさせられる」と話した。【琉球新報電子版】