食育で農水局長賞 琉球新報社、食の質向上に貢献


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農林水産省消費・安全局の今城健晴局長(左)から表彰状を受け取る琉球新報社営業局事業開発部の玉城綾乃さん=6月30日、岡山県岡山市

 食育に取り組む個人・団体の功績をたたえる「第1回食育活動表彰」の授賞式が6月30日、岡山県で開かれた第12回食育推進全国大会(農林水産省、岡山市主催)で行われた。県内から琉球新報社(富田詢一社長)が教育関係者・事業者部門で農林水産大臣賞に次ぐ「消費・安全局長賞」に選ばれた。

 琉球新報社は生活習慣病の増加を踏まえ、県民の食生活の質の向上を目指した各種事業を実施してきた。1968年に始まった新報料理講習会は今年3月までに583回を数え、食育フォーラムなど息の長い取り組みを実施してきた。

 2016年度は地域の農林漁業者や婦人会などの協力を得て、親子964人を対象に農林漁業体験や調理体験などを計26回実施した。「日本型食生活」の普及・実践をはじめ、食や農林水産業への理解増進に向け食育活動に取り組んできたことが評価された。