社会

着陸帯中止「諦めない」 高江工事再開 40人抗議

ゲート前に座り込む人々を排除する県警の機動隊員=1日午後2時55分ごろ、東村高江

 【ヘリパッド取材班】東村と国頭村に広がる米軍北部訓練場のヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)工事で1日、沖縄防衛局は中断していた工事を再開した。名護市辺野古で新基地建設が進む中、北部訓練場の工事が再開することで、反対運動が辺野古と高江で二分化する可能性があり、政府による二正面作戦が取られることになる。

 工事はH地区からG地区に向かう進入路の整備。国の特別天然記念物であるノグチゲラの繁殖期だったため、3月から6月末まで工事を中断していた。工期は9月末までの約3カ月間の予定。

 午前5時と午後3時ごろ、木材やパイプ、重機を積んだ工事車両計24台が訓練場内に入った。工事に反対する約40人が東村高江のN1ゲート前に座り込み「県民をばかにするな」「直ちに工事をやめろ」と抗議した。工事車両の進入時に、県警機動隊が座り込む人たちを強制排除した。

 この日は名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前にも約90人が座り込んだ。辺野古と高江の2カ所で工事が続くことで「座り込みが分断される」と懸念する声が上がっている。高江ヘリパッド建設反対現地行動連絡会の間島孝彦共同代表(63)は「辺野古の座り込みをやめるわけにはいかないが、高江にも人が来てほしい」と語る。

 東村高江に住む伊佐育子さん(56)は「工事が始まっても終わっても、抗議はし続けるよ。ヘリパッドを運用させない。だってここに住めなくなってしまうから…」と話した。