寄付者の思い 子らへ 23団体に内定書交付 りゅうちゃん募金


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県共同募金会の湧川昌秀会長から配分内定通知書を受け取る「中の町っ子こども食堂」の比嘉道子代表=4日、那覇市の県総合福祉センター

 琉球新報社が沖縄県共同募金会と連携し実施している「りゅうちゃん子どもの希望募金」助成事業の内定交付式が4日、那覇市の県総合福祉センターで開かれた。昨年度の繰り越し分を含めた536万円を、子どもの学びと育ちを支援する23団体・24事業に助成する。

 同募金は貧困などで地域から孤立しがちな子どもの支援を目的に始まり、助成は2回目。1~3月にかけ442万8454円が集まった。30団体から応募があり、審査を経て23団体が内定した。

 交付式で県共同募金会の湧川昌秀会長は「それぞれの団体が寄付者の思いに応え、初期の目的を達成することを期待する」と激励した。

 琉球新報社の糸数淳常務は「息の長い活動として取り組んでいく」とあいさつした。

 内定通知書を受け取った「中の町っ子こども食堂」の比嘉道子代表(57)は「子どもたちの居場所づくりのためにこの募金を利用し、今後も活動していきたい」と述べた。