「森を壊すな」高江で訴え 機動隊が市民排除


この記事を書いた人 志良堂 仁
ヘリコプター着陸帯工事に反対して基地ゲート前に座り込む市民を排除する機動隊員=6日午前8時半すぎ、東村高江

 【ヘリパッド取材班】東村と国頭村にまたがる米軍北部訓練場のヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)に続く進入路の建設で、6日午前、沖縄防衛局の工事車両による資材搬入が続いた。建設に反対する市民5人がN1ゲート前に座り込むなどし「やんばるの森を壊す工事をやめろ」と抗議の声を上げた。

 午前8時半すぎ、座り込む市民3人を県警機動隊が排除し、砕石や重機を積んだトラックなど工事車両15台がN1ゲートから基地内に入った。午前10時すぎには、座り込む市民4人を県警が再び排除、工事車両がゲートから基地の外へ出た。
 工事に反対する市民は「県民は見てるぞ。70%も基地を押し付けられ、これ以上の基地はいらない」「ノグチゲラの繁殖を邪魔するような工事をやめろ」などと訴えた。【琉球新報電子版】

北部訓練場のヘリコプター着陸帯工事で、警備員らに守られて基地内に入る重機=6日午前8時半すぎ、東村高江