「闘いまだ終わっていない」 高江の工事、抗議の市民訴え


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
ヘリ着陸帯の進入路工事で、工事に抗議してゲート前に座り込む市民をいすのまま排除する機動隊員=7日午前10時すぎ、東村高江の米軍北部訓練場ゲート前

 【ヘリパッド取材班】東村と国頭村にまたがる米軍北部訓練場内のヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)進入路工事で、東村高江のN1ゲート前では7日午前、市民10人が座り込んで工事に抗議した。市民は「闘いはまだ終わっていない」などと話した。

 座り込んだ市民たちは「高江を壊すな」「やんばるの森を壊すな」などとプラカードを掲げて工事に反対した。県警機動隊が道路に座らないよう警告し、いすのまま持ち上げて排除した。沖縄防衛局の警備員がゲートを囲むようにして立ち、砂や工事機器を載せたトラックや重機約15台が基地内に入った。

 高江に住む伊佐歩美さん(28)は「辺野古もあり、なかなか人が集まらないが、工事と闘いはまだ終わっていない。工事を止めるのは難しいかもしれないが、ここで何が起きているのかしっかり見ていきたい」と話した。

 神奈川県出身で、名護市に住むに平和フォーラム沖縄事務所の森本一雄さん(76)は「戦争で大きな犠牲を出した沖縄で、基地が強化されるばかりで減らないのはおかしい。基地建設を止めるため、団結していかないといけない」と強調した。

英文へ→Sit-in protestors claim fight against Takae construction is ongoing