公立小中の耐震化率は沖縄最下位 文科省調査 


社会
この記事を書いた人 松永 勝利

 文部科学省は7日、今年4月現在の公立学校の耐震化率調査の結果を公表した。県内の公立小中学校1596棟の耐震化率は90%で、2016年度調査より2・5ポイント改善したが、依然として全国最下位だった。未耐震の施設数は159棟で、16年度より44棟減った。
 県内では25市町村の公立小中学校で耐震化が完了していない施設が残っている。耐震化率が80%に達しなかったのは那覇市、本部町、久米島町、国頭村の4市町村だった。那覇市は未耐震の施設が25校50棟で、全国で4番目に多かった。
 一方、与那原町など16町村では公立小中学校全施設の耐震化が完了している。
 県内の公立幼稚園の耐震化率は86%で、県立高校は98・3%、特別支援学校は100%だった。【琉球新報電子版】