城間(100キロ以上級)沖縄県勢対決制しV 相撲・九州高校総体


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 相撲の九州高校総体が9日、熊本県民総合運動公園内相撲場で行われ、個人100キロ以上級で城間瑠正(中部農林)が優勝した。崎山喜一(北部農林)も同級に出場し、県勢同士の決勝対決となったが、右膝の負傷で棄権して準優勝だった。また、友利祐誠(中部農林)も同級3位に入るなど、表彰台を県勢が占めた。団体戦では中部農林と北部農林が決勝トーナメントに進出したものの、1回戦で敗れた。

◆「全国16強以上へ」城間/上位独占 2位崎山、3位友利

 相撲個人100キロ以上級で県勢が躍動した。中部農林の城間瑠正が優勝し、同校の友利祐誠が3位、北部農林の崎山喜一が準優勝と、上位に県勢が並んだ。「過去にない」(小濱寿中部農林監督)という快挙を成し遂げ、関係者も興奮気味だった。

 城間は無差別級で敗れた相手を100キロ以上級2回戦で撃破した。「いつも以上に調子が良く、驚くほど集中できた」と順当に勝ち上がった。個人初の全国総体出場に「ベスト16以上を目指す」と意気込む。

 無差別級を主戦場とする崎山喜一は、100キロ以上級では城間と別ブロックを勝ち上がるも、友利との準決勝で左膝を痛め、決勝は残念ながら棄権した。

 昨年8月に膝を手術し、リハビリから復帰した4月以後、活躍を続けている崎山。「けがの後に距離を取る相撲に変えたのが良かった」と手応えを感じていた。