車いすラグビー日本代表が合宿 豊見城市で16日まで


この記事を書いた人 松永 勝利
歓迎式で花束や県産果物などを送られたウィルチェア(車いす)ラグビーの日本代表選手ら=10日午前、豊見城市民体育館

 【豊見城】2016年のリオデジャネイロ・パラリンピックで銅メダルを獲得したウィルチェア(車いす)ラグビーの日本代表が9日から、豊見城市民体育館で沖縄合宿を実施している。10日午前、同体育館で歓迎式が開かれ、宜保晴毅豊見城市長らが選手らを激励した。合宿は16日まで。ウィルチェアラグビー日本代表の沖縄合宿は初めて。
 県内チーム「沖縄ハリケーンズ」に所属する仲里進選手(40)=浦添市=は「2020年の東京パラリンピックでの金メダルを目標に、強化したい」と意気込みを語った。地元での合宿について「目で見ても楽しいスポーツなので(県内での合宿開催が)県民への周知につながる」と期待を寄せた。
 ケビン・オアーヘッドコーチは「日本各地での練習は、地域の人に知ってもらう良い機会なのでとても大切だ。パラリンピックでの金メダルを目指したい」と述べ、合宿を受け入れた豊見城市や県に感謝した。
 15日には、地域の子どもたちを対象にしたウィルチェアラグビーの体験会と交流会が予定されている。期間中、練習の見学を毎日受け入れている。【琉球新報電子版】

紅白戦で激しいタックルを見せながら、パスを出し合う選手ら=10日午前、豊見城市民体育館