昨年のリオ・パラリンピックで日本代表がチームで銀メダルを獲得し、2020年の東京パラリンピックでもメダルが期待される競技「ボッチャ」。各地から36チームが参加する第2回全国特別支援学校ボッチャ大会「ボッチャ甲子園」(21日、東京・港区スポーツセンター)に、沖縄県内から初めて県立鏡が丘特別支援学校(浦添市)の生徒4人が県代表として参加する。戦略性が求められる競技。初めての全国舞台へ、選手らは上位進出を掲げ意欲的に練習を繰り返す。
鏡が丘特別支援学校では以前から、レクリエーションや体育の時間などでボッチャを取り入れていた。本年度から競技として本格的に始めた。
5月中旬、大会へ向けてメンバーを選抜し、高等部3年の川門琉夏、同1年の城間梨沙、双子の大城洸太朗・鈴太朗兄弟の4人が選ばれた。「とにかく集中力が必要な競技」と語る城間は、「(難しい場面で)目標の球となるジャックに近づけられた時が一番うれしい」と魅力を語る。
チームのまとめ役の川門は「主将としてのプレッシャーはある。メンバーとの話し合いを大切にし、1勝は必ずしたい」と全国大会へ力を込める。 (屋嘉部長将)