興南と美来工科が決勝進出 高校野球沖縄大会 あす甲子園懸け対決


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 高校野球の第99回全国選手権大会沖縄大会第10日は沖縄セルラースタジアム那覇で準決勝を行い、第1試合は、興南が2―0で糸満を下した。興南の決勝進出は2年ぶり19度目。第2試合は、美来工科が8―0で八重山農林を七回コールドで下した。美来工科の決勝進出は前身の中部工業時代を含め38年ぶり2度目。

 決勝は16日、同球場で午後1時から行う。

 糸満―興南は序盤は、互いに走者を出すものの、併殺や盗塁死などで好機をつぶしていた。興南は五回捕逸と適時打で均衡を破り2点を先行した。

 糸満は毎回走者を出したが、あと一本が出ずに惜しくも反撃はかなわなかった。

 興南は先発の川満大翔が落ち着いた投球でピンチをしのぐと、九回は代わった宮城大弥も糸満打線を抑え零封した。

 八重山農林―美来工科は、初回に1点を先制した美来工科が四回、代打の玉城幸人が初球を左翼スタンドへ運び、満塁弾。4点を追加し主導権を引き寄せた。

 その後も五回に1点、六回に2点を加え、勝負を決めた。

 八重山農林は初回から四回まで毎回、先頭打者が出塁し、得点圏にも走者を進めたが、美来工科のエース山内慧の速球を捉えられず、得点できなかった。守っては継投策を見せたが、美来工科打線に痛打を浴びた。
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