闘ヤギに観客興奮 もとぶ観光文化フェスタ


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後ろ足立ちで勢いをつけ、互いの角をぶつけ合うヤギ=16日、本部町多目的イベント広場

 【本部】第13回もとぶ観光文化フェスタ(主催・本部闘牛組合、瀬底島ピージャーオーラサイ保存会、共催・琉球新報社)が16日、本部町の多目的イベント広場で開催された。会場には地元の人や観光客ら約360人が足を運んだ。

 午後6時からは恒例となっているピージャーオーラサイ(闘ヤギ)やウシオーラセー(闘牛)が行われた。そのほか、與儀会館総本部の與儀清会長と與儀清斗副会長の空手演武、湧川明さんといつみグループの民謡が披露され、出店ではヤギ汁などが販売された。

 日が沈みかけ、心地よい風が吹き抜ける会場では、後ろ足立ちの2匹のヤギが勢いよくお互いの角をぶつけ合った。角をぶつけ合う音が鳴り響くと、会場から歓声や拍手が起こった。

 町観光協会の當山清博会長は「イベントでは本部町の伝統文化や食事を味わうことができる。地域の魅力が詰まったイベント、まさに『伝統文化の地産地消』だ」と魅力を語った。