シュワブ工事から暴力団排除を 業者、県警など協議会発足


この記事を書いた人 松永 勝利
シュワブ関連工事暴力団等排除協議会の発足式で連携を確認する関係者=19日午前、名護市大東の名護出雲殿

 【名護】名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブでの新基地建設工事から暴力団を排除しようと、建設工事を請け負う大成建設や五洋建設など工事業者、沖縄防衛局、県警は19日、名護市大東の名護出雲殿で「シュワブ関連工事暴力団等排除協議会」(中原幸太郎会長)の設立総会と発足式を開いた。
 発足式には関係者45人が出席した。大成建設作業所長の中原会長は「暴力団など反社会勢力の排除にしっかり取り組んでいかないといけない。シュワブ工事は常に緊張感を持ちながら、県警をはじめとした関係機関にサポートしていただくことで、より有効な暴力団等の排除活動ができると考えている」とあいさつした。 協議会副会長の佐藤謙二五洋建設総括所長は①反社会的勢力等による不当な要求は断固拒否する②暴力、威圧などの行為に対しては断固たる措置を取る③協議会会員相互や警察等関係機関との連携を強化する―との暴力団排除宣言を読み上げた。【琉球新報電子版】

英文へ→Construction companies and prefectural police form council to eliminate organized crime from Schwab construction