校歌探訪 浦添市立牧港小学校


この記事を書いた人 Avatar photo 瀬底 正志郎

 創立44年。開校した1973年の11月に校歌が制定された。校歌を作詞したのは仲西中の校長を務めた石川盛栄氏。作曲は数多くの校歌を手掛けた仲本朝教氏が担った。
 1番の「港栄えたゆかりの地」は、三山時代に中山の交易の拠点「まちなと(牧港)」の地に、学校が設立されたことを誇らしげに宣言する。「われらはらから 育ちゆく 牧港小校 意気高し」の歌詞で締めくくられる2番からは、郷土愛がにじむ。「はらから」は「兄弟」や「仲間」を指し、同郷の絆の強さを歌っている。3番は「かがやく歴史 うけついで」の歌詞がひときわ目を引く。浦添グスクを拠点に英祖が中山王となり、英祖王統(1260~1349年)に思いをはせ、未来をつくる決意が表れている。