なぎなたの第25回JOCジュニアオリンピックカップ全国中学生大会は23日、岩手県営武道館で行い、試合競技団体の部で与那原中学校(宮城昭奈・小川陽・大城志歩)が初優勝した。3位には西原東中学校(山田望来・山田蒼彩・下地花南)が入った。試合演技個人女子の部は宮城昭奈が3位、山田蒼彩が4位となった。
試合競技の団体の部で宮城昭奈(3年)、小川陽(2年)、大城志歩(同)のチームワークで勝ち上がった与那原中学校が初めての栄冠を勝ち取った。
3月の若獅子旗大会で中学生女子個人試合を制した宮城が先鋒(せんぽう)として出場。負けることなくチームに勢いを付けた。
決勝では宮城が取った二本のリードを中堅・小川が守った。大将・大城は相手の面を警戒し、すねに一本を取られてしまう。「絶対にもう取られない」と大城は攻めながらも相手の動きを冷静に読み、リードを守り切り、勝利をたぐり寄せた。
今大会が中学最後となる宮城は「優勝を目指していたのでうれしい」と声を弾ませる。
小川と大城は「先輩が抜けても2連覇できるように練習に励む」と述べ、優勝の喜びとともに、来年のさらなるチーム強化に向け意気込んだ。