空自F15の破損で那覇空港滑走路閉鎖 遅延や欠航相次ぐ


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嘉手納基地に緊急着陸した民間機=午後1時40分、米軍嘉手納基地

 26日午前9時17分ごろ、訓練のために那覇空港を離陸した航空自衛隊那覇基地所属のF15戦闘機の前脚部分にある着陸灯のガラスが破損するトラブルが発生した。国土交通省那覇空港事務所によると、破損したガラスを回収するため、9時44分から10時31分までの47分間、滑走路が閉鎖された。

 民間航空機への影響は到着便11便、出発便15便の計26便に最大52分の遅延、4便の欠航、5便の目的地変更が発生した。空自那覇基地はトラブルの原因について「調査中」としている。

 空自那覇基地によると、トラブルが発生したのは同基地所属のF15戦闘機。離陸直後に別のF15が着陸灯のガラス破損を目視で確認した。F15は同日午前、米空軍嘉手納基地へと着陸した。26日午後5時現在で、那覇基地へ戻る見通しは立っていないという。空自はトラブルを受けて全機種の点検を実施した。

 航空自衛隊那覇基地の川波清明基地司令は「滑走路を閉鎖したことにより、多くの方々にご迷惑をおかけしたことをおわび申し上げる」と謝罪した。

英文へ→Naha Airport runway closed due to damaged JASDF F-15 fighter jet, civilian flights delayed and canceled