シークヮーサー初出荷 もうすぐ食べ頃 大宜味


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青切りシークヮーサー初出荷式ではさみを入れる大宜味村の宮城功光村長(左から5人目)ら=2日、大宜味村押川区

 【大宜味】大宜味村押川区で2日、青切りシークヮーサーの2017年度初出荷式が開かれた。シークヮーサー産地の大宜味村や名護市など北部地区の関係者や沖縄県、JAの職員らが参加して初出荷を祝った。

 県北部農林水産振興センターによると、本年度の出荷量は16年度の実績3270トンを上回る3300トンになる見込み。昨年秋から冬にかけて気温が高かったことなどが影響し、例年より数週間開花が遅れている。担当者によると、8月中旬以降が食べ頃だという。

 北部地区シークヮーサー生産・出荷・販売推進会議の大城武会長は「出荷量はいい状態で推移しているが、県内で十分に消費されていない面もある。シークヮーサーのブランド価値を高め、一致団結して販売促進につなげたい」とあいさつした。

 大城会長や大宜味村の宮城功光村長ら関係者が、シークヮーサーの枝にはさみを入れ「シークヮーサーを食べて夏ばてしないようにしよう」と呼び掛けた。シークヮーサーは青切りが7~9月、加工用が10~12月、フルーツ用が12~翌年2月までに収穫される。