7月にトルコで開かれた聴覚障がい者の国際的なスポーツの祭典「第23回夏季デフリンピック競技大会」の女子バレーボールで、金メダルを獲得した日本チームのメンバーの高良美樹さん=豊見城市出身、沖電工=が2日、那覇空港に凱旋(がいせん)した。県出身者で初の頂点に立った高良さんは、家族や練習仲間、バレーボール関係者ら約30人に出迎えられた。高良さんは「金メダルを沖縄に持って帰ることができた。沖縄に夢と勇気を与えることができたのかなと思う」と、満面の笑みで語った。
高良さんはリベロとして全7試合に先発出場し、優勝に貢献した。4年前に出場した前回大会では銀メダルだったが、今大会は雪辱を果たしての優勝となった。
空港に降り立った後、真っ先に高良さんは母親の清美さんの首に金メダルを掛けた。清美さんは涙ぐみつつ、娘の活躍をねぎらった。