台風5号の影響で1日延期された第99回全国高校野球選手権大会が8日、兵庫県西宮市の甲子園球場で開幕した。雨上がりの曇り空の下、午前9時から49代表校による開会式が行われた。
入場行進は、名護の山下明弘主将が先導役を務め、昨年優勝校の作新学院(栃木)を先頭に北から南の順に行進。県代表で2年ぶり11度目の出場となる興南もはつらつとした表情で行進した。開幕を待ちわびた多くの観衆から、温かい拍手が送られた。
選手宣誓は、19年ぶり出場の滝川西(北北海道)の堀田将人主将が「真っ白なボールを真っ暗になるまで追い掛けてきた全国の高校球児の思いを胸に、最後まで諦めず、正々堂々と全力でプレーすることを誓います」と力強く宣誓した。
興南は第4日の11日、第3試合で2年ぶり22度目の出場となる智弁和歌山と対戦する。【琉球新報電子版】