公明党「国家としてどうしようもない」 墜落抗議で批判


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沖縄防衛局の中嶋浩一郎局長(右)に抗議申し入れ文を手渡す公明党県本の金城勉代表=7日午前11時30分ごろ、嘉手納町の同局

 【嘉手納】普天間飛行場所属のオスプレイがオーストラリアで墜落した事故について、公明党県本は8日午前、沖縄防衛局に抗議し、オスプレイの飛行訓練の中止などを求めた。
 県本の金城勉代表、金城泰邦県議らが防衛局の中嶋浩一郎局長に抗議した。金城代表は事故後も普天間所属のオスプレイが飛行したことについて、従来からの日本政府の米軍への対応にも触れつつ「生ぬるい。主権国家のプライドは地に落ちている」と述べ、厳しく批判した。

 金城代表は、嘉手納基地でのパラシュート降下訓練やオスプレイの物資つり下げ訓練などの実施を「住民の思いを無視するように傍若無人になされている」と指摘し、一連の日本政府の対応について「国家としてどうしようもないんじゃないかという強い憤りを感じる」と述べた。
 さらに、今後は日本政府が厳しく注文を付けるべきだと主張。「そういうことがないと、自粛要請をしたら翌日には飛んだ。こういうみっともないことが繰り返される。本当に恥ずかしい」と手厳しく指摘した。【琉球新報電子版】