【石垣】八重山漁業協同組合一本釣り研究会は7、8の両日、石垣島近海でサメ駆除に取り組み、イタチザメやツマジロなど99匹のサメを捕獲した。
サメによる漁業被害を減らすため、国の支援を受けて毎年1回実施している。被害が多い波照間島西沖や石垣島白保沖、同川平沖などの漁場にはえ縄を仕掛け、14隻体制で実施した。
8日の石垣漁港では480キロのイタチザメが揚がるなど、巨大サメの姿に見物人は驚きの声を上げた。
研究会の上里正幸会長は「昨年に比べて被害が広範囲に拡散している印象があり、漁場が荒らされている。3カ月ぐらいは駆除の効果で仕事ができるだろう」と話した。