釣り針はきちんと管理して 木にルアー、野鳥の命奪うことにも 国場川


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ルアーや釣り糸が引っ掛かった木に止まるカワセミ=2月、那覇市の漫湖(那覇市環境保全課提供)

 那覇市の国場川などに釣り人が利用したルアーや釣り針が大量に捨てられ、河川を餌場とする生き物たちにとって危険な環境になっている。夏休みシーズンで、釣りに出掛ける人も多い。市環境保全課は「釣り針は捨てないで」と呼び掛けている。

 2月、国場川ではカワセミが満潮時に餌を取るために止まる木の枝に引っ掛かっているルアーが確認された。7月下旬にも市の担当者らが河川で10本以上のルアーを回収した。

 市環境保全課の担当者は「ルアーや針は川や海に永遠に残る。これで傷つく野生動物がたくさんいる」と指摘する。「釣り針やルアーの管理は責任を持ってしてほしい」と訴えた。