くらし

アジアの医師を人工知能で支援 蓄積データで画像診断 来年2月実用化へ

 医療系のシステム開発などを手がけるシステム・ビット(東京都)は、人工知能(AI)を活用して胸部レントゲンの画像診断を補助するシステムの開発を進めている。来年2月の実用化を目指しており、ミャンマーやベトナムでシステムを活用して現地の医師をサポートする。開発に携わる同社沖縄支社の喜屋武義人支社長は「アジア地域の医師の育成にも貢献したい」と目標を掲げている。

 開発を進めているのは、胸部レントゲン画像をAIが確認し、学習で蓄積したデータを基に可能性のある病名を表示するシステム。マイクロソフト社のAIシステム「Azure」を活用している。

 胸部レントゲン画像の画像診断にAIを導入することで、普段は見落とされがちな小さい影なども見つけ出し、さまざまな病気の可能性を指摘することが期待できる。現在は病気にかかった胸部レントゲン画像をAIに学習させている段階という。

 ミャンマーやベトナムなどアジア地域では、胸部レントゲン画像を分析して診断できる専門の医師が不足しているという。AIを活用した診断システムを導入することで現地の医師の診断を手助けし、医療サービスの向上を目指している。

 同社はこれまで健康診断を補助するシステムをミャンマーやベトナムで展開しており、AIによる診断補助システムも同地域で展開する方針だ。喜屋武支社長は「胸部レントゲン画像を基にさまざまな病気の可能性を指摘することで、現地の医師の教育や研修にも役立てるはずだ。医療インフラを整備することにもつながる」と期待を込めた。



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