労組ら反応に手応え オール沖縄 訪米成果を報告


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記者会見で話すオール沖縄会議訪米団員ら=25日午後、県庁

 辺野古新基地を造らせないオール沖縄会議の第2次訪米団は、25日、記者会見を開いて訪米の成果を報告した。団長の伊波洋一参院議員らが、アジア太平洋系アメリカ人労働者連合(APALA)の総会で沖縄の米軍基地拡張を止める決議をしたことや、マーク・タカノ米下院議員ら計6人の議会関係者に沖縄の現状を訴えたことなどを話した。訪米団は報告会を9月末に計画している。

 副団長の糸数慶子参院議員は「APALAには60万の組合員がいる。有権者である彼らが一緒に立ち上がってくれたことが大きい。議員らの反応も良い」として、米労組と連携する意義を強調した。

 訪米団の吉川秀樹氏(ジュゴン保護キャンペーンセンター)は、辺野古・大浦湾の自然保護の観点から、国連人権理事会特別報告者のデイビッド・ケイ氏らと意見交換したことを報告した。吉川氏は「主体的に沖縄の状況を訴えていけるかが大切だ。ケイ氏は協力してくれる」と手応えを話した。