【宮古島】石垣市で22~24日にかけて開催された第10回全国離島交流中学生野球大会(離島甲子園)で、2連覇を果たした宮古島アララガマボーイズ(砂辺正人監督)の選手らが25日帰島し、市平良西里の西里通りで凱旋(がいせん)パレードを実施した。多くの市民が駆け付け「おめでとう」などと声援を送り、選手の功績をたたえた。大会を通して同一チームが連覇をすることは初めて。
パレード後、選手らは市役所平良庁舎で優勝報告をした。佐和田滉主将(14)=伊良部中3年=は「両親や地域の応援のおかげで優勝できた。苦しい試合もあったが、全員野球ができた」と笑顔で話した。
報告を受けた長濱政治副市長は涙を見せながら「みんなが宮古に残り、今度は本当の甲子園にわれわれを連れて行ってほしい」と感激した様子で話した。
同大会は元プロ野球選手の村田兆治さんが提唱した。島外との交流機会が少ない全国の離島に在住する中学生が一堂に会し、野球を通じて交流を図ることなどを目的とする。