全国の高校生が地域の食材を使ったレシピ開発を競う「第6回ご当地! 絶品うまいもん甲子園」の沖縄県選抜大会が26日、那覇市旭町のおきでん那覇ビルで開かれ、タコライスの具と沖縄そばを使った「タコソバ」を開発した向陽高校が優勝した。同校は11月の決勝大会への切符を手にした。タコソバは来年、沖縄県内で商品化されるという。
「うまいもん甲子園」は農林水産省と全国食の甲子園協会の主催。県選抜大会には、書類審査を通過した読谷、沖縄工業、宮古総合実業、南部商業、向陽の5校が出場した。
各校は3人1組で調理とプレゼンテーションに挑戦した。優勝した向陽高校のタコソバは、沖縄そばの太麺にタコライスの具を載せ、サルサソースを掛けた。家庭科教員に「パンチが足りない」と指摘され、急きょ5種類のスパイスを加えたという。
同校の3人は2年生でクラスメート。3人は「緊張したけど楽しかった。決勝大会では沖縄を背負って優勝を目指す」と話していた。決勝大会は11月4日に東京都内で開かれ、地区大会を勝ち上がった全国の9校で頂点を争う。
タコソバは、沖縄ファミリーマートとリウボウがそれぞれ商品化し、来年2月をめどに期間限定で販売するという。【琉球新報電子版】