名義貸し被害 沖縄県内に弁護団立ち上げ 10日、那覇で説明会


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 沖縄弁護士会の有志12人は1日、「沖縄名義貸し事件被害弁護団」(団長・折井真人弁護士)を立ち上げた。10日午後2時、那覇市松尾の沖縄弁護士会会館で説明会を開催する。弁護団は被害状況などを聞き取り、民事・刑事の両面から、対応を検討する方針だ。

 「名義貸し」は県内の20代の若者を中心に被害が広がっているとされている。県内在住の男性から「消費者金融で借りた金を預けるだけで報酬がもらえる」などと持ちかけられ報酬を受け取り、キャッシュカードを男性に預けた。だが、その後、男性からの返済は滞り、数十~数百万の借金を背負ってしまうケースなどが確認されているという。弁護団によると、借金を背負った被害者が数百人はいるとみられている。