【沖縄】折り鶴を1本のロープでつないだレイの長さでギネス世界記録に挑戦する沖縄市の事業「折り鶴プロジェクト 最も長い折り鶴レイ」の公開測定が7日、沖縄市民体育館で行われ、2013年に広島市で樹立された7千メートルを上回る9775・33メートルでギネス世界記録に認定された。
33万380個の折り鶴が市民らによって作られた。ギネス世界記録認定員のマクミラン舞さんが認定が発表すると、会場は集まった市民らの拍手と歓声で包まれた。
市は1945年9月7日に沖縄戦の降伏調印式が現嘉手納基地内にあった旧越来村で行われたことにちなみ、同日を「沖縄市民平和の日」と定めている。その記念行事として、平和の日の周知と、平和への機運を高めることが目的に折り鶴プロジェクトを実施した。折り鶴をつなぐロープは9月7日にちなみ、9・7キロ(9700メートル)を目指していた。
折り鶴は10月9~12日に沖縄市役所ロビーで公開される。
公開測定後、桑江朝千夫市長は「老若男女、障がいの有無に関わらず多くの人に協力してもらった。9月7日が来るたびに思い出すと思う」と感涙した。
セレモニーでは市平和大使に任命された市内の中学生らによる活動報告と平和ソングの手話を交えた合唱があった。【琉球新報電子版】