日本ペンクラブ(吉岡忍会長)が2018年5月20日、宜野湾市の沖縄コンベンションセンター劇場棟で第34回「『平和の日』の集い―沖縄で考える戦争と文学―」を開催する。8日、日本ペンクラブ平和委員会の梓澤和幸委員長=写真右、西村秀樹副委員長と、地元から登壇する作家の又吉栄喜氏=同中央、大城貞俊氏=同左=が県庁記者クラブで会見し、参加・協力を呼び掛けた。
集いは1985年から毎年各地で開催しており、沖縄では初めて。集いでは浅田次郎前会長の基調講演「沖縄で考える戦争と文学」に続いて「沖縄と文学」と「沖縄・平和・文学」をテーマにシンポジウムを行う。
梓澤委員長は「戦争をさせないために文学はどのような役割を果たせるかというシンポジウムを重ねてきた。地上戦以来の困難に対して本土の人たちがどのような態度を示し得るかを考えることも狙いだ」と説明。「沖縄や本土の著名な作家と語り合う機会に、たくさんの人に参加していただきたい」と呼び掛けた。
又吉氏は「沖縄にとってありがたい企画だ。沖縄から日本、世界に打って出る機会として楽しみにしている」と意気込んだ。大城氏は「沖縄では文学の力が試されている。戦争、平和、文学を沖縄で考える集いは、県民への大きなエールになると思う」と期待を込めた。
一般の入場料を千円前後で検討しており、学生は割引の予定。問い合わせはheiwa2018520@gmail.com